今月、HULUで見た映画。
ブログの記事がいくつか続くかも。
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「西の魔女が死んだ」2008年日本映画
映画『西の魔女が死んだ』公式サイト
日本映画には珍しくセリフが少ない映画。
最近の日本の映画やドラマは、見ている人に向けて、気持ちや行動を説明する余計なセリフや表情が多過ぎる。そう思いませんか?
それに、見ている人の気持ちを盛り上げようとするBGM。逆に気持ちが冷めてしまう。
表情や仕草、間の取り方、カメラアングルなどで十分に伝わりますから。
無理に演出しようとしないで欲しい。
「西の魔女が死んだ」も、もう少しシェイプアップしたらもっと良くなる気がします。
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内容はあちこちで語り尽くされていますが。
中学にはいってすぐ、登校拒否を決めたまいが、田舎で英国人の祖母と暮らす話です。
そして、自分の意思で物事を決めて実行する、魔女修行を始めます。
規則正しい生活、自分の事は自分で決める、感情に流されない、など、まいは頑張り始めます。
まいの気持ちが力を取り戻していく、そのひととき。
子供の心から大人の心へ変わり始めた、そのひととき。
少しずつ変化していくまいの気持ちを描いています。
内容がしっとりしているんだから、映像表現までしっとりさせなくていいのに。
そこがちょっと残念だったところ。
祖母役のサチ・パーカー(シャーリー・マクレーンの娘)が最高。
そこにいるだけで、独特の存在感があります。
ちょっとした仕草や目の動き、後ろ姿で、すごい演技を見せてくれます。
祖母役に比べると、まい役(高橋真悠)も頑張っていますが、両親役(母:りょう、父:大森南朋)にもっと頑張って欲しかった。
日本映画で期待していなかったのですが、良かった。
「東の魔女」の今後の活躍に期待。

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